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Posted by あしたさぬき.JP at

2011年06月14日

闘わぬ人たちへ~自殺者出てしまってまだ原発推進ですか?

「原発さえなければ…」酪農家の男性自殺か 福島・相馬(朝日新聞6/14)
http://www.asahi.com/national/update/0614/TKY201106130558.html
小屋の壁に白チョークで「仕事する気力をなくしました」「残った酪農家は原発にまけないで」と書き残し(読売新聞6/14)
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866921/news/20110614-OYT1T00091.htm

「頑張れ東北、頑張れ福島」とか言われても彼は妻と子から離され生活の糧をえる牛を失い、生きる希望を失ってしまったわけですが、これは風評被害でなくて「実害」であり、こんなことがあってもまだ原発推進を言う人たちは、もう殺人罪を適用されても仕方がないのではと思います。
放射能の値が何mSvとか議論する以前に,憲法25条(生存権)の危機と言えます。

★6/11 反原発アクション新宿アルタ前、警官が「解散だ!解散しろ!」と叫んでで一触即発の時に、高山弁護士が壇上にあがって…
「私は弁護士だ、法律家だ。いま表現の自由という言葉を聞いた。
法律家として私は断言する。そのとおり、みんなに正義がある、彼らには絶対に正義がない。
生きるか死ぬかの話の時に、何の規制か、何のルールか。
私は弁護士として言う。みんなにはいうべきことを言う権利がある。そしてみんなに言いたい。
政府も財界も司法権力も御用学者もみんな全然信用できない。政治家はもちろん信用できない。このとんでもない社会を根本から変えてゆくのは若いみんなだ。皆さんがこの社会を根本から変えてゆく。
法律家が言うべきを言わないでいることを私は詫びる。でも、力の限りがんばろうとしている弁護士も少なくない。力をあわせてこの状況を根本から変えていこう。彼らに暴走させてはいけない。彼らが暴走すれば、ここはチュニジアやエジプトに必ずなるぞ。一緒に闘おう。以上です。」(「51年目のスイッチ」弁護士 高山俊吉 )
http://t.co/hXi3RzY



今自分が住んでいる高松市は、「核災害」とか言われても全然実感がないでしょうが、「閉鎖性海域;瀬戸内海」に伊方原発という老朽原発を抱えており、何かあったら
「伊方が漏れたら誰もが他界」
という有名な回文が示す通り、危険なプルサーマルまでやっています。

独逸に続きイタリアも脱原発を選択しました。
両国から日本は多分今
「今後は日本抜きで同盟して行こうw」
と言われているかもしれません。

自殺者出てしまっても、まだ原発推進しますか?

★明日6/15は樺美智子さんの命日です。  

Posted by 馬占山(Ma Zhanshan) at 08:47Comments(0)風評被害

2011年06月13日

「風評被害」とは~豊島産廃不法投棄事件で起こった事

「風評被害」とは安全なものを危険だと言って恐怖を煽り、世の中の人々を騙す事です。
放射性物質で汚染された空気、水、食べ物(野菜、茸、果物、米、肉、魚介・海草、お茶など)や土壌は安全ではなく、それは原発による核災害が引き起こした「実被害」です。子供の内部被曝を最小限にとどめる為に汚染物質を避けるのは大人の義務です。



豊島での産廃不法投棄がニュース等で全国報道された90年代後半,産廃汚染は豊島の最西端で起こった事で島全体が汚染されたわけでないのに、あの素晴らしい出来のミカンが米が養殖ハマチがその他いろんな産物が汚染されたように誤解されて、ミカンは「豊島みかん」から「小豆島みかん」に箱の印刷を変えざるをえなかったり、養殖ハマチは廃業に追い込まれたり、更に豊島の子供たちが修学旅行で行った先のお土産屋で「お前らゴミの島から来たんかwww」と心ない言葉をかけられたり、親族に送っていた野菜や米が捨てられたり「もう送らないで」と言われたり、とにかくいろんな災厄を引き起こしましたが、そんな「風評被害」を自分は見聞きしてきたし忘れていません。

去年瀬戸内国際芸術祭の「こえび隊」に入っていましたが、最初の頃のミーティングで豊島の作品製作などのボランティアのスケジュールが印刷された資料が配られました。
そこには
「産廃のゴミのアート」
という文字列があり、自分はこれに対して
「こんなん、豊島の人たちが見たらどう思う?そんなん、本気で豊島でやるんな?」
と聞いたら、大慌てで
「すいません、スタッフの誤記です。」
と言い訳して消去し、無かった事になりました。
公害調停成立から10年経とうとしていた2010年、このように多くの人たちが参加し観覧し「大成功」した「瀬戸内国際芸術祭」の裏でも、豊島の人たちの心を苛んできた「風評被害」が香川県本土でまだ消えずに残っているのに直面し、やり切れなさを感じた瞬間でした。

福島での核災害でマスコミやネットでは「風評被害」についていろんな事が書かれ議論されていますが、自分たちの住んでいる地球で起こった事として受け取れるかどうか、福島は遠い東の話ではなく、実際に豊島や香川県本土で起こっていた「風評被害」と対比してよく考えて見きわめていきたいです。


★2011/6/11高松市南新町を通る脱原デモ  

Posted by 馬占山(Ma Zhanshan) at 08:53Comments(0)風評被害