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2010年09月22日
里海画報~幻の白花の彼岸花
豊島の棚田の彼岸花は今年の猛暑のせいか、まだまだ花芽も見えません。
9月20日に唐櫃の清水のすぐそばの畑で10株程咲いていたのが例外でしたが,これは清水からの水と冷気が成せるワザ、霊験あらたかといった所でしょう。

ところで唐櫃の棚田で農作業をしている人何人かに聞いた所,非常に稀に白花が咲く事があるそうです。自分はまだ一回しか(↓の写真の分;98年撮影)見ていません。

真っ赤な彼岸花が圧倒的に多い中、赤い地に白縁のもあり、これは割と豊島では見られます。

「彼岸花は三倍体でクローン、全部同じ遺伝子を持っている」というのが定説ですが、豊島で見かける赤・白赤・白の3つの形質は単なる個体差なのか?それとも白いのは除草剤による発育不良等でそうなっているだけなのか?はたまた隔絶された離島である豊島で白花の遺伝子が遺ったのか?そして更にまたリコリスやショウキズイセンなどの園芸種との雑種なのか?
浅学な自分にはサッパリわかりません。
遥か昔、稲作文化を大陸からこの国にもたらした人達と一緒に彼岸花はやってきたそうで、豊島にはやはり棚田の米作りが始まった頃から彼岸花は咲いていたようです。そういったものを「史前帰化植物」と呼び、別の呼び方では「外来植物」でもありますが、豊島の棚田の風景の中で風に揺れる彼岸花は棚田の風景を構成する重要なパーツの一つでもあり、原風景と言ってよいものです。
現在開催されている瀬戸内国際芸術祭の公式ガイドブックを拝見した所,将来計画として唐櫃の棚田に全国から送ってもらった彼岸花の球根を植えて棚田の畔を彼岸花で飾る計画があります。棚田を彼岸花で飾るアート作品ということでしょうが、自分はこれを見ても全く心が踊りません。心踊らされるどころか、ひょっとしたら、彼岸花の部分だけ豊島の棚田が豊島でなくなってしまわないか、そういった危惧さえ感じます。
「三倍体でクローンだからDNAは全部一緒。大丈夫!」
はたしてそうなのか?
犯罪捜査のDNA鑑定がいい加減だったことが最近の冤罪事件でも指摘されております。そんな人の生死や運命に係わるものでさえとか考えてしまうし、あまり金にもなりそうにない彼岸花のDNA解析をちゃんと研究してきたデータがどれ程積んであるのか?
もし、今年、棚田で白い彼岸花を見つけたら、エタノール固定した彼岸花試料送りますから、誰か研究者の方,DNA解析していただけませんか?
★急募★
豊島の彼岸花のDNAを解析してくださる研究者・院生・学生の方いませんか?
エタノール固定した赤・赤白の彼岸花の試料と、もし今年発見できたら白花の試料,そして有り得ないけどもし発見できたら彼岸花の種子も送ります。(送料当方負担いたします)
大変申し訳ありませんが、試料送付の送料を当方が負担はできますが、謝礼を出す余裕がありません。だけど、もし豊島の彼岸花に興味をもたれる方,よろしく連絡お願いいたします。
こちらのメールまで→(担当:市村康) t-net◎poem.ocn.ne.jp (◎を@にかえて送信願います。)
それと、送り先は所属する研究機関・学校に限定させていただきます。
また、今年は猛暑のせいか、彼岸花の開花が遅れております。全く咲かない事はないと思いますが、白に出会えない可能性も高いです。その辺の事情,お察しください。
9月20日に唐櫃の清水のすぐそばの畑で10株程咲いていたのが例外でしたが,これは清水からの水と冷気が成せるワザ、霊験あらたかといった所でしょう。
ところで唐櫃の棚田で農作業をしている人何人かに聞いた所,非常に稀に白花が咲く事があるそうです。自分はまだ一回しか(↓の写真の分;98年撮影)見ていません。
真っ赤な彼岸花が圧倒的に多い中、赤い地に白縁のもあり、これは割と豊島では見られます。

「彼岸花は三倍体でクローン、全部同じ遺伝子を持っている」というのが定説ですが、豊島で見かける赤・白赤・白の3つの形質は単なる個体差なのか?それとも白いのは除草剤による発育不良等でそうなっているだけなのか?はたまた隔絶された離島である豊島で白花の遺伝子が遺ったのか?そして更にまたリコリスやショウキズイセンなどの園芸種との雑種なのか?
浅学な自分にはサッパリわかりません。
遥か昔、稲作文化を大陸からこの国にもたらした人達と一緒に彼岸花はやってきたそうで、豊島にはやはり棚田の米作りが始まった頃から彼岸花は咲いていたようです。そういったものを「史前帰化植物」と呼び、別の呼び方では「外来植物」でもありますが、豊島の棚田の風景の中で風に揺れる彼岸花は棚田の風景を構成する重要なパーツの一つでもあり、原風景と言ってよいものです。
現在開催されている瀬戸内国際芸術祭の公式ガイドブックを拝見した所,将来計画として唐櫃の棚田に全国から送ってもらった彼岸花の球根を植えて棚田の畔を彼岸花で飾る計画があります。棚田を彼岸花で飾るアート作品ということでしょうが、自分はこれを見ても全く心が踊りません。心踊らされるどころか、ひょっとしたら、彼岸花の部分だけ豊島の棚田が豊島でなくなってしまわないか、そういった危惧さえ感じます。
「三倍体でクローンだからDNAは全部一緒。大丈夫!」
はたしてそうなのか?
犯罪捜査のDNA鑑定がいい加減だったことが最近の冤罪事件でも指摘されております。そんな人の生死や運命に係わるものでさえとか考えてしまうし、あまり金にもなりそうにない彼岸花のDNA解析をちゃんと研究してきたデータがどれ程積んであるのか?
もし、今年、棚田で白い彼岸花を見つけたら、エタノール固定した彼岸花試料送りますから、誰か研究者の方,DNA解析していただけませんか?
★急募★
豊島の彼岸花のDNAを解析してくださる研究者・院生・学生の方いませんか?
エタノール固定した赤・赤白の彼岸花の試料と、もし今年発見できたら白花の試料,そして有り得ないけどもし発見できたら彼岸花の種子も送ります。(送料当方負担いたします)
大変申し訳ありませんが、試料送付の送料を当方が負担はできますが、謝礼を出す余裕がありません。だけど、もし豊島の彼岸花に興味をもたれる方,よろしく連絡お願いいたします。
こちらのメールまで→(担当:市村康) t-net◎poem.ocn.ne.jp (◎を@にかえて送信願います。)
それと、送り先は所属する研究機関・学校に限定させていただきます。
また、今年は猛暑のせいか、彼岸花の開花が遅れております。全く咲かない事はないと思いますが、白に出会えない可能性も高いです。その辺の事情,お察しください。
Posted by 馬占山(Ma Zhanshan) at 22:45│Comments(0)
│里海画報
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